
犬のしつけで最も大事な知識です。
『犬が出来たら褒めましょう』
本やネットで犬のしつけ情報を見ると、必ず書いてありますよね。
ではその”褒める”とはなんでしょう?
なぜ”褒める”が有効なのでしょうか?
全飼い主必見の褒めについて解説します。
- 犬が”喜ぶ”ことが”褒める”こと
- 犬は良い事しか覚えない
- 良い事と結びつけるのが『しつけ』



それぞれ解説していきます。
1.犬が”喜ぶ”ことが”褒める”こと
例えば座る。
座るとは『床や椅子にお尻を付けること』という説明で間違いないですかね^^
投げる。
物などを遠くに飛ばすこと。
どうでしょう、人それぞれで解釈は違えどそんなに誤差は無いでしょう。
では”褒める”はどういう意味があると思いますか?
自分が定義しているのは『相手が喜ぶこと』です。
「あーはいはい、おめでとーございますー」
って言われて喜ぶ人は居ないと思うんです。
(なんか特殊な方はごめんなさい)
逆にたどたどしい言葉でも精一杯の気持ちを込めて言ってくれた感謝の言葉は心に響き、嬉しくなるものです。
それは犬も同じです。
気持ちを込めて伝えて、犬が嬉しく感じる。
これが”褒める”です。
2.犬は良い事しか覚えない
犬は『ダメだからしない』を覚えられません。
犬が覚えられて、かつ教えられることは「これをすると良い事が起きる」ということのみです。
(細かく言うと覚えることはあるんですけどそれを教えるくらいなら上記の考え方の方が100倍早いです)
オスワリ!で犬がお尻を地面につけるのは、その行動をすると、良い事が起きるからです。
それはおやつをもらえたり、飼い主さんが褒めてくれたりすることです。
これは犬のどんな行動にも当てはまります。
- 警察犬
- 麻薬探知犬
- 競技犬
どんな使役犬でも家庭の犬でもこの行動原理は変わりません。
〇〇をする=良い事が起きる
その良い事の最高の報酬が”褒める”なのです
3.良い事と結びつけるのが『しつけ』
上記の『〇〇をする=良い事が起きる』の〇〇は”人間にとって都合のいいこと”です。
- トイレで排泄ができたら
- 吠えずに静かに待ってたら
- 呼んで来たら
それらの行動と、犬の良い事が結びつくように教えることが、いわゆる『しつけ』です。
人間社会に生きている以上必要なことですし、犬の将来のストレス軽減にもつながります。
その時に、犬を褒めても嬉しいと感じなければ、それらの行動を覚えてくれません。
まとめ:嬉しいは犬の行動の原動力
- 犬が”喜ぶ”ことが”褒める”こと
- 犬は良い事しか覚えない
- 良い事と結びつけるのが『しつけ』
犬が褒められて嬉しいと感じるようになったのは、その人との信頼関係ができた証でもあります。
そうなるとしつけもスムーズに進むようになりますよ^^



褒めて伸ばすは犬の大原則!